2007年03月26日

かきつばたの湯

 昨日はある活動に参加する予定だったが、仲間達の姿は誰一人と確認できなかった。今日は無駄足だったかとその場を離れた。
 おれはその足で相棒のマギーと訓練所へ向かうことにした。かねてからどんな苦境にも対処できるように、真っ裸で極度の高温と極度の冷温を繰り返し経験する訓練をおこなっている。昨日も意識が朦朧とするほどの高温装置に耐えた後、殺人的な冷水にしたり心臓発作ギリギリの境で虫けらのような呼吸をしていると、一人の少年が興味本位で冷却装置に入ろうとしてきた。
 「坊主、この訓練はお前にはまだ早すぎるぜ。」
 案の定、少年はヒョーと叫んで飛び出て行った。この訓練を始めた頃のおれもあんな感じだったなと懐かしんだ。
 おれは手足の先端が凍りつき始めると、再び高温装置へ向かった。そんなことを3回ほど繰り返すとさすがのおれにも限界がおとずれる。屋外のヒノキで作られたベッドに横たわると、目の前にパチパチと幻覚が現れ、視界も回転運動をはじめた。
 幻覚が消え、回転運動がやむとおれはボルサリーノを粋にきめ、同じく訓練を終えたマギーと落ち合った。
 「いい汗かいたね。」
 マギーの肩越しには、冷却装置の少年が駈け出して行くのがみえた。

http://www.kakitsubata-spa.com/p1.html

英会話名古屋エイミーズ
posted by マンツーマン英会話エイミーズ at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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